Windows 10 のサポートが今年10月に終了するので、そろそろ Windows 11 にせねばならないな、ということでアップグレードした。
アップグレード自体の話
Windows Update を適用するだけなので特筆すべきことも無い。
強いて言えば時間がかかることぐらいだろうか。
16:21 に開始して 17:52 に再起動可能な状態に至り、そこから幾度かの再起動を経て無事完了した。
途中「ダウンロード中 - 15%」から進まなくなって数十分待たされたので不安になった。
アップグレード後の諸々
Windows 11 の気に入らないところを修正する作業。
※ 本稿で紹介しているサードパーティソフトウェアの安全性を筆者が保証するものではありません。あくまで自己責任でお願いします。
Windows Defender ファイアウォール
SSH のポートを開けていたのだが、アップグレードしたら塞がってしまったので、開け直す。
タスクバー
筆者はこんな感じ↓でタスクバーを画面左端に置くのが好みなのだが、Windows 11 ではそういう設定はできなくなってしまったので、サードパーティの力で解決する。
(画面の縦横比が昔より横長になっているのだから、タスクバーは横に置いた方が合理的だと思うのだが…… Microsoft の考えることはよくわからぬ)
ExplorerPatcher というツールを導入すると、従来のようにタスクバーを左端や右端に配置することが可能となる。
導入方法はタスクバーの位置を右に変更したい。(Windows11 24H2) - 路傍のちゃばしらにて詳しく解説されている。
ペイント (mspaint)
「Windows 11 のペイントでは単に画像をクロップしただけでもビットマップが破壊される」という報告がある。
うん、まだ条件は絞れてないけど、再現するね。Windows11のMSペイントで画像をクロップすると、色が変わる。これはYY-CHRからスクリーンショットしてペイントに貼り付け、4辺の点をドラッグしてクロップしてそのままpngで保存したもの。 pic.twitter.com/u6JZUDEGb1
— 雷更新世 (@pleist) 2025年1月11日
流石にこれは困るので、サードパーティの提供している Classic Paint というのを入れてみた。
これは Windows 10 Build 14393 のペイントをその侭持ってきたものらしく、日本語版の環境にインストールすればちゃんと日本語で使える。
導入方法はWindows11でWindows10のペイント(Classic Paint)を使う方法 | Ksanlandにて詳しく解説されている。
Windows フォト ビューアー
Windows 8 以前の標準の静止画ビューアであった「Windows フォト ビューアー」。
Windows 10 以降の「フォト」よりも使い勝手が良いので今でも愛用しているのだが、アップグレードしたら関連付けが切れてしまった。
アプリケーション自体が消えた訣ではないので、単に関連付けを直してやればよい。
方法はWindows 11でフォトビューアーを使うにはにて詳しく解説されている。
(筆者の環境ではレジストリを弄る必要は無かった)
エクスプローラーのコンテキストメニュー
Windows 11 ではエクスプローラーにおけるファイルのコンテキストメニュー(右クリックメニュー)が簡略表示になってしまっている。
従来の表示にするにはメニューから「その他のオプションを確認」を選択するか、右クリック時に Shift キーを押す必要があり、余計な手間が発生する。
これを元の表示に戻すには、レジストリに以下のキーを追加し、その (既定) の値として空文字列を設定すればよい。
(レジストリエディタでキーを作成すると値は既定で (値の設定なし) という表示となるが、これでは駄目で、明示的に空文字列を設定する必要がある)
HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\CLASSES\CLSID\{86ca1aa0-34aa-4e8b-a509-50c905bae2a2}\InprocServer32
なお、コマンドプロンプトを管理者権限で実行して以下のコマンドを叩けば一発で設定できる。
reg.exe add "HKCU\Software\Classes\CLSID\{86ca1aa0-34aa-4e8b-a509-50c905bae2a2}\InprocServer32" /f /ve
〔参考: Windows 11の右クリックメニューを以前の仕様に戻す方法を紹介 | Windows マイグレーション相談センター〕
取り敢えず、こんなところですかね。