将棋のアマチュア正式免状(初段・弐段)を取得しました!
初段認定(お年玉認定2025)
昨年12月~今年1月にかけて日本将棋連盟ウェブサイト上で実施されていたお年玉認定2025という認定会で「初段」の認定を受けたので、免状を取得しました!
羽生善治会長(当時)&藤井聡太竜王・名人の直筆署名入りです!!
(免状 ¥33,000 + 免状額 ¥16,500 で合計 ¥49,500。お高いですね……)
日本将棋連盟に初段と認めてもらいました!!(お年玉WEB認定) pic.twitter.com/uLEXchBtCO
— 鵺(マッチ) (@nue_of_k) January 27, 2025
流石「お年玉」と言うだけあって、もっと高い段位の認定も大盤振る舞いされていたようです。
そんな中で初段の認定ですので、まあ実際の棋力は(お察しください
※筆者は中高時代は囲碁・将棋部の創設メンバかつ副部長であったが、高校卒業後は暫く将棋から離れており、藤井聡太ブームぐらいから“観る将”として復帰した程度である。
弐段認定(日本将棋連盟創立100周年記念)
1924年9月8日に東京将棋連盟(日本将棋連盟の前身)が結成されてから100周年ということで、「令和六年九月八日」付で100周年記念免状の発行を受けました!
こちらは谷川浩司十七世名人、森内俊之十八世名人、羽生善治十九世名人、藤井聡太竜王・名人と、歴代名人4名の直筆署名入りです!!
(こちらは額装された状態で ¥220,000。とってもお高いですね……)
流石100周年記念だけあって、こちらもなかなかの大盤振る舞いです。
100周年記念免状の発行対象は本来弐段~六段なのですが、既に初段~五段の正式免状を保有している場合(申請中も可)は「ひとつ上の段位申請」が認められるということで、弐段の免状を取得できてしまいました。
段位認定に関して
いや、良いのか?
未だ相応の棋力に達していないのに、大盤振る舞いに大盤振る舞いを重ねた弐段の免状なんて頂いてしまって……
仮にも長年将棋に触れてきた者としては、正直かなり畏れ多いです。ですが、
- できれば羽生会長&藤井竜王・名人時代のうちに是非とも免状が欲しい!
- 実際、今年6月6日の棋士総会を以て羽生九段は会長を退任されました。
- この期を逃したら二度と取れない100周年記念の豪華免状は是非とも欲しい!
と思ってしまった。
思ってしまったものは、仕方あるまい。
以下、自己正当化。
抑〻アマ免状というのは、必ずしも棋力をその侭反映しているものではなく、寧ろ名誉称号(囲碁的な意味ではなくて)的な意味合いを帯びたものだと思っています。
かの田丸昇九段もこう書かれています。
なお、免状の段位は実際の棋力ではなく、自身の目標として取得していいと思う。
――「藤井聡太七冠との対局後、羽生善治新会長が深夜に…」申請殺到! 将棋アマ免状は「長嶋茂雄、アントニオ猪木にも」田丸昇九段が知る“マメ知識”(Number Web)より
実際、棋界への貢献のあった人に対する顕彰の意味で免状が贈呈される例も多数あります。
全国各地にある日本将棋連盟支部の支部長を務めるなどして、将棋界に大きな貢献をした人にも免状が贈られます。一般人だけではなくて、神木さん〔編註: 映画『3月のライオン』主演俳優の神木隆之介さん〕のようにドラマ・映画への出演を通して将棋の「広報役」を務めた著名人に送られることも。
――道場で、雑誌で、アプリで。将棋の段位の取得方法紹介(日本将棋連盟)より
1974年に長嶋茂雄(巨人軍新監督)に現役時代の背番号にちなんで三段の免状、1975年に吉永小百合(女優)に初段の免状、1978年にアントニオ猪木(プロレスラー)に五段の免状を、それぞれ贈った。
田中角栄(元首相)は生前に将棋を愛好し、中原誠十六世名人らの棋士と交流があった。1993年に75歳で死去すると、将棋連盟は棋界初の名誉八段の免状を追贈した。
――「藤井聡太七冠との対局後、羽生善治新会長が深夜に…」申請殺到! 将棋アマ免状は「長嶋茂雄、アントニオ猪木にも」田丸昇九段が知る“マメ知識”(Number Web)より
9月23日(火・祝)〔編註: 2014年〕、第106回職団戦内の日本将棋連盟創立90周年特別企画において、熊本県マスコットキャラクター・くまモンへ佐藤康光九段より初段免状が授与されました。ゆるキャラへの免状授与は初めてです。
――くまモンに初段免状授与(日本将棋連盟)より
人間ですらないくまモンですら初段なのだから、まあ筆者が段位を持っていても良いでしょう(くまモンさんに謝れ
それでも厳しい人には「段位をカネで買っているようなものじゃないか!」と怒られてしまいそうですが、まあ連盟の皆様だって人の子です。
先立つものが無ければ連盟だって維持できないのです。
(実際、囲碁の日本棋院の経営は火の車ですし……)
上述の通り100周年記念免状は弐段以上を対象として発行された訣ですが、何故「初段の免状を発行する」ではなく「初段の免状を持っている人に対して弐段の免状を発行する」という形が取られたのか。
その意図を考えると、連盟のために将棋ファンが取るべき態度は自ずと見えてきますよね(何様
とは言え、偶に昔の将棋仲間(つよつよ)なんかと会話すると、やっぱりもうちょっと勉強せねばなー、と思ったりなんかもする訣です。
……精進します。